VMwareのRawデバイスマッピング
PureStorageからRaw Device Mapping(RDM)を実施するにあたり、使用を確認したのでまとめたいと思います。
■RAWデバイスマッピング(RDM)とは
仮想マシンにディスクを割り当てる際に、データストアとして作成したVMFSのディスクパーティションを利用するのではなく、ストレージ装置上のLUNを直接仮想マシンの仮想ディスクとして利用する技術。
物理互換モードと仮想互換モードの2種類がある。
ディスク パーティションを RDM としてマップすることはできない。
RDM では LUN 全体をマッピングすることが求められる。
■物理互換モード
VMwareのソフトウェアがデータストアとして管理しているシステムではない領域に直接アクセスさせるモード。
vCenterからスナップショットを取得するなどはできなくなる(が、ディスクI/Oが早くなるなど性能面でのメリットが大きい。
ストレージ側の技術は利用できるため、ストレージ自体でLUNのスナップショットを取得するなどは可能。
■仮想互換モード
ストレージの物理的なプロパティを仮想化し、結果としてVMFSボリューム内の仮想ディスクファイルが表示されるのと同じように表示される。
スナップショットなどのVMWareのソフトウェア機能を利用することが可能。
VMkernel は、マッピング済みのデバイスに READ と WRITE のみを送信する。
ゲスト OS では、マッピング済みのデバイスがVMFS ボリュームの仮想ディスク ファイルと同じものとして認識される。