NSX ALBを構築してみた
今回はNSX ALBを構築してみたので、構築手順を書いていきたいと思います。
1. OVA展開
まずNSX ALB ControllerのOVAを仮想環境に展開します。
展開するときにネットワークの設定も入れます。
2. AVI Controllerの初期設定
OVA展開後、ブラウザでControllerに接続してログインします。
DNS、NTPの設定
SMTPサーバの設定
連携するオートメーションの設定
今回はなしで設定
テナントの設定
ユーザーロールの設定のようなものだと理解していますが、今回は必要ないので「No」で設定
テナントの詳細についてはこちらを見てもらえるとわかるかと思います。
https://avinetworks.com/docs/17.1/tenants/
以上で初期設定は終わりです。
3. Service Engineの設定
Controllerの管理画面で【Infrastructure】→【Service Engine Group】→【Create】→【Basic Settings】を開き、Service Engine Groupの設定をします。
以下の画面でname、冗長等設定、VSにおけるService Engine最大数等を指定。
Advancedの画面でService Engineを作成するVMware環境のCluster、Data Store等を指定し、Service Engine Groupの設定は完了です。
次に、【Infrastructure】→【Networks】で編集画面を開き、Service Engineが使用するネットワークの設定をします。
そして、【Applications】→【Pools】→【Create Pool】にて、負荷分散対象のプールを作成します。
このとき、ロードバランスのアルゴリズムや分散対象のサーバなどの設定を行います。
最後に、【Applications】→【Virtual Services】→【Create Virtual Service】→【Advanced Setup】の編集画面を開き、Servce Engineが提供するサービス(Virtual Service)の設定を行います。
Virtual Serviceの設定で設定するのはServce Engineが使用するVIPやプロファイル、サービスポートの設定などです。
以上の設定後、Service EngineのVIP宛にアクセスし、プールで設定した対象のサーバに振り分けられていれば設定完了です。