vSphere 7 Update 1公開!Tanzuが変わりました
2020/10/7に公開されたvSphere 7 Update 1と一緒にTanzuにも変更が加えられましたので、今回はそれを書いていきたいと思います。
・VMware Tanzuについて
VMware TanzuはVMworld 2019で発表されたソリューションで、VMware環境でコンテナを稼働させることができる、というものです。
発表された当初は今後のインフラストラクチャの世界がアプリケーションまで広がるということで期待されていましたが、なかなかどうして技術的なハードルが高いこともあるのか、あまり普及は進んでいないように見受けられます。
・Tanzuの変更点
そんなTanzuですが、これまで導入するにはVMware Cloud Foundation(VCF)の購入が必須だったのがvSphere 7 Update 1では不要になりました。
また、NSXも必要なくなったということなので、技術的なハードルはぐっと下がったのではないかと思います。
また、名称も「vSphere with Tanzu」に改められました。
導入のハードルは下がったように思えますが、なかなか導入することによってどんなメリットがあるのかが分かりにくいのもTanzuの課題なのかなとも思います。
それを理解してもらうのが私たちの仕事といわれるとそれまでなのですが、多くの企業にVMwareのコンテナを導入するに至るまでのハードルはまだまだ高いのが現状なのではないでしょうか。